限定商品あります

モアグリラー誕生のおはなし
モアグリラー誕生のおはなし
特集
2025.04.28
           

忙しい日々の食卓に嬉しい耐熱陶器の調理器具。

使える熱源豊富で手軽に美味しく楽しく。

余熱で火を通せるので省エネでもある優れモノ。

モアグリラーは「もっと便利に!もっと使いやすく!」 を追求したグリラーの新タイプです。用途が増えて料理や調理の幅が広がります。おかげさまで多くの方にご愛用いただいているグリラー。

使っていくうちに改良したい部分ができたり、お客様のご要望をいただく機会も増えて、もっと使いやすく! を形にしたいと言う思いがスタッフの間でも常に頭の中にありました。

モアグリラー _ベージュ


そんな折、お取引先様より「新しいグリラーはできませんか」というご相談がありました。

あったらいいなのご相談とは「蓋も単品で使いたい。できればグリルプレートとしで」

分かります!グリルプレート便利ですもの。

推奨はできないのですが、皆さん工夫して使っていらっしゃるなと思ったことが多々あったので相談内容には同感でした。

「蓋は外しやすいように持ち手があると嬉しいです」

グリラーは蓋が取り外しづらいいという意見がありましたので今回も必要条件としました。

原材料高騰の問題を抱えていた中、少し糸口が見えてきた時点でのお話でした。

なんて素敵なタイミング!急ピッチで企画がスタートしたのでした。





◎蓋がグリルプレートとして使える2WAY仕様
◎グリルプレートが蓋になっても容量は減らしたくない

これらの条件を満たせるよう制作するのに苦労しました。





蓋の裏がグリルプレート!
とても嬉しいのですが、調理する時に釉薬がかかっていない部分が見えてしまうのです。
この部分はやっぱり見せたくないのよねー(デザイナーの独り言)黒ですとはっきり分かりますよね。

グリルに入ることも前提条件のため全体の高さは変えられません!
高さは約5cm。





蓋にするグリルプレート部分を表にするということは、グリルプレートの厚みが本体に隠れることになり、その分容量が減ってしまいます。それは困りますーー

「もっと容量があると嬉しい」

これはお客様から今まで一番よく頂戴しているご要望です。

ご相談主さんからもグラタンを作る時はチーズたっぷりにしたいからオーブントースターを使います。もう少し深いといいなと。

全体の高さを変えずに本体の高さをどこまで調整できるか。ここが重要でした。

全体のサイズ。本体の高さ。蓋の高さ。持ち手部分のサイズ。加えて窯で焼く時の歪み、変形を塞ぐための調整。クリアしなければいけない項目がいっぱい。それぞれの専門知識が重要になってきます。

原型師さん、窯元さんと相談しながら図面を仕上げていきます。




作ると決まれば皆さん力が入ります!






みんなに愛されているグリラーです。
まだ姿になっていないモアグリラーに早くも命がふきこまれた瞬間。
7月半ば、梅雨明け間近のとても暑い日でした。

原型師さんは図面を元に形にしてくださる方です。まずは原型が出来上がるのを待ちます。

石膏なので白いです。



おおー、立体で見えるといいですね!イメージ通りです!!
いつも出来上がりに感激してしまう原型師さんの技です。この状態で相談しながら気になるところをチェック。

焼き上がりの歪み防止、裏印の位置。
上手く焼き上げていただくための微調整は原型師さん、窯元さん に託します。
さあ!後は焼き上がりを待つだけです。





こちらが記念すべきファーストサンプル!!

仕上がりもよく順調です。みんなで大歓声。 
やったー!「新型グリラー」完成!!
そんな「新型グリラー」から 名前がまだないよー と言われた気がしました。
はーい。もう少々お待ちくださいませ。
そう、その頃はまだ良い名前が思いつかずにいたのでした。

さて、実際に使って試します!
その頃もう9月半ば。次の工程はレシピ付き説明書と専用箱の制作です。スケジュールが詰まっていても楽しみながら試作を繰り返していました。

試作1. 深さがある本体には具材がたっぷり入ります。

試作2. Bigバナナケーキも作ってみました。


そのころ窯元さんは生産するための準備にとりかかるところ。
量産体制のための型(使用型)を作り上げようとした矢先、問題発生!

家の魚焼きグリルには入らなかった、、、と言う
スタッフがひとり。

え? ギリギリを攻めすぎた??

できるだけ多くの機種に対応できるようにサイズはしっかりと調整していたものの、少しの出っ張りに引っかかるグリルがあることが判明。多くの方に使っていいただきたいので、ほんの数ミリですけどやはり型を直すことにしました。はい、「最初から作り直した」ということです。

これで完全形になった新型グリラー。

もっと便利に!もっと使いやすく!!

進化していくグリラーという思いを込めて「モアグリラー」と命名されたのでした。




蓋がグリルプレートとして使える2WAY仕様。使い方は4タイプあります。
多くの方の思いが形となった「モアグリラー」。

どうぞ実際に使ってお試しください。

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